2024年6月18日 中央大学「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム 【小菅村】」にて、四季報写経講義を実施しました!
2024年6月18日
中央大学の森弘行先生が担当されている「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム 【小菅村】」にお邪魔し、四季報写経講義をさせていただきました。森 弘行先生のインタビュー、実際に四季報写経に取り組んでくださった学生からのアンケートをご紹介します。
<講義概要>
「学生にも四季報写経を体験してほしい!」
「四季報写経だけではなく、同世代の若者として学生たちにムーブメントの巻き起こし方を伝えてほしい」
と、森先生よりお話を頂き、今回の講義開催が決定しました。
実際に学生に四季報写経を体験していただく他に、どのように四季報写経を広めていったのか、ビジネスや人生と私がどのように向き合ってきたのか、など2時間たっぷりとお話させていただきました。
━━━ まずは、今回中央大学での講義をお声がけいただいたきっかけを教えていただけますでしょうか。
四季報写経ウーマンさんが書かれた「人は四季報写経を1,000社続けるとどうなるのか?」というnoteを読んだことがきっかけですね。noteを読んだときに、量を質を生み出す、ということをまさに体現してるなと思いました。
起業家など生き残っている人を見ると、みなさん当たり前のように量をこなしています。なので、「まずは量をこなせ」と、散々大学生に行っているのですが、あまり響かないなと日ごろから感じていました。
今の大学生はコスパを意識して泥臭いことをやらないのですが、まさにウーマンさんがすごい泥臭いことをやり続け、企業の解像度を上げていくのを見て、これを大学生にも伝えたいと思いました。noteを読み進めていくうちに解像度が上がっていく過程もわかり、すごく共感しました。
また、自分が大学生に対して授業をするのと、年齢が近いウーマンさんが授業をするのとで目線が変わってくるので、等身大のメッセージを伝えてほしいなと思い、お願いしました。
━━━ 実際に講義を受けた感想を、まずは率直に教えていただけますでしょうか?
嫉妬しましたね(笑)。なんというか自分の授業より良かったな、と思ってしまいました。
学生から「大学で1番最初に受けたい授業だった。」というコメントも来ていたので、本当にすごい良かったんだなと。「入学式の後に続けてやってほしい!」という意見が、学生から出るほどでした。
学生も普段、会計学などの授業も受けていると思うのですが、財務諸表の知識もないし、企業というものがどういうものなのか、解像度が低いというか、イメージがつかない子が多いんです。それが、四季報写経を通じて、イメージが湧いたというのが、本当にすごいなと思いました。自分自身も事業・ビジネスを教えてるんだけど、 それよりも腑に落ちたんだろうなと思うと、すごいなと単純に嫉妬しましたね。
私自身も学ぶことが非常に多く、自分もいつも同じようなことを伝えているのになという若干の僻みで、もっと学生のハートにぶっ刺さるような講義を頑張ろうという気持ちにさせられました(笑)。
━━━ 実際に、森先生にもはじめて四季報写経に取り組んでいただきましたが、実際に取り組んでみてイメージが変わったところはありましたか?
財務諸表の数字だけを書き込んでいくものだと思っていたので、コメントの部分も写経するのは驚きましたね。結構エネルギーがいる作業だなと思いました。ただ、それが 解像度を上げることにつながっているんだな、ということも分かりました。
━━━ 講義の後の学生たちの様子をみていて、なにか変化を感じることはありますか?
自分の授業でも、折に触れてウーマンさんの話はしますね。昨日も「コンセプトの教科書」って本を夏休みの課題図書として紹介して「1度でいいから、この本に書いてあることをそのまま書いてある通りにやってみよう」と伝えたのですが、その時にも「ウーマンさんは言われたことをちゃんと愚直にやっているんだよね。」という話をしました。
ウーマンさんの、とにかくやってみるというスタンスは、大学生にとっても、社会人にとってもすごく学ぶことがあると思います。ウーマンさんの例を挙げることが、学生にとって「自分もやってみよう」と思えるフックになると感じているので、今でも折に触れて取り上げさせてもらっています。
━━━ 今回実際に講義を受けてみて、四季報写経をどんな方におすすめしたいと思いましたか?
まずは、学生にはすごくいいなと思いました。
あと、私は地域活性をメインで取り組んでいるのですが、ビジネスをやったことがない状態で、地域おこし協力隊などの形で地域に入ってくる人には、ぜひ取り組んでほしいなと思いました。
地域を盛り上げるビジネスがしたい!という思いをもって地域に入ってくる人は、ビジネスに対する解像度がすごく低いことが多いです。「野菜作って売ります」みたいなもっとも基本的なビジネスしか思いつかず、辛い思いをしている人がたくさんいます。なので、そういう人たちがビジネスモデルを知っておけば、戦略の幅が広がるのになと感じました。
四季報写経を通じてビジネスリテラシーを上げることは、まさに地域のプレーヤーにも役立つなと思いますね。
森先生、今回は貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございました!
【学生からの授業後アンケートを一部抜粋】
- 四季報についてほとんど知識がありませんでしたが、企業を知る上で非常にいい方法だと思いました。
- 写経をやる意味はなんだろうかと疑問に思っていたが、実際にやってみると1つの会社を写経するだけでその会社の色んな情報が得られ、知らないことを知るきっかけにもなり、写経の良さを実感することができた。
- 講義の間に軽いワークや思考する時間があり、ずっと興味を引かれ集中して取り組めました!自分の思いもよらない斬新な視点でも、納得させられる説明の力と説得力がありました!
- 授業していただいた次の日に四季報買いまして、今少しずつですが勉強しています。まだ全然繋がってはきてませんが、読み物自体面白いので時間のある時に読んでいきたいなと思います。
- 就活にあたって、四季報写経は業界分析や企業分析を同時に行える代物であることに気づかされて、よりモチベーションが上がった。
- 私は今、就活を頑張っているのですが、そのエントリシートの趣味の欄に四季報写経と胸を張って書けるようになりたいと思った。そのため、今後も続けていきたい。